2016年 11月 27日
"影を畏れて陰を知らず、蝶の如くにして世雲に居り。"
人としてなすべき徳を積んでいません。
まるで、蝶のように
ふわふわと人生を漂っているだけです。"
ー空海 人生の言葉ー
終活は、テクニックではなく、心の道のりを新たにすることなんじゃないかな、と思います。
死ぬ前に、死後に人生を振り返り視るときに心に想うのは、、、自分が知っているはず。
未来を想起して、心の内へ内へと深く降りていきます。。
雑念に閉ざされて隠れていた、真の心に出会うとき、生まれる前に決めてきたテーマを知る。
私たちは、忘れているだけです。
日々の雑多なことに紛れて、上っ面のことに心を囚われ、真ん中に行く道は埃にまみれ。
特別なことがあるわけではなく、シンプルな自分なりのミッションを心の真ん中に置くとき、
特別ではない、自分なりの普通の道を全うすることに誇りを持って歩いていける、のでは。
何か特別なことを探すのではなく、自分の普通を知ることが、自分だけの特別な道に。
昔の日本人は、愛情はベタベタと甘えることではなく、覚悟を持った潔さと共にありました。
信頼とは、互いの使命を全うすること。
中村天風さんの母君の言葉は、今の母親が口に出来ない、のではと思いました。
日本人はたった数十年で、とてつもない豹変を遂げてしまって…本来の日本人に還ることが、道を取り戻すことかも。
「それなら結構、お父さんには私からご報告しておきます」
始終母は淡々として、しかも毅然たるものであった。わが母ながら立派なものだ、と感じ入ったのであった。
「男として生まれてきたからには、男らしく生きて、男らしく死になさい。それだけを忘れないようにね。」
〜軍事探偵の志願書を出してきたときのやりとりから〜戦場と瞑想 若き日の天風より
空海 人生の言葉 (ディスカヴァー携書)
by serene44
| 2016-11-27 00:03
| 終活